【自作】 ネイチャーストーブのようなもの その3

diamond_gust

2015年07月04日 21:00

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早速、先日のうどん巡りと山陰ツーに持っていったわけですが、いくつか難点が。



①底網(クロムめっき)の劣化が早い

②燃焼効率が良すぎる。炭・薪の消費が早い

③燃焼物が完全燃焼する前に、下に落ちる


④地面が焼ける →トレイに水を張って解決


延べ8回使用後の底網。完全に酸化しているので、下手に曲げると折れます。
10回で交換するとして、1シーズン持たないのはちょっと・・・
ステンレスに交換すればいいんですけど、¥300くらいするので・・・





②③の原因は明確で、底網がスカスカだからです。
棒の太さ2mm、隙間11mmなので、2枚を交差させた時の隙間は約72%。





ちょっと対策します。 150mm x 150mm x 0.5mm厚の穴あきステンレス。
隙間は約35% (税込み¥513)




フレームは1辺120mmなので、端15mmを折ります。






幸いにも、普通のニッパーで切ることができました。
この穴あきシリーズが0.5mm厚しか無かったから迷わず買ったけど、
1mm厚なら手作業での加工に相当苦戦するはず。




完成。




上の写真と逆向きに入れます。
ちょうど120mmほどだったので、入れるのに苦労した。後でサイズ微調整しよう。




①底網(クロムめっき)の劣化が早い
→燃焼物から15mm離れるので、劣化は遅くなる
②燃焼効率が良すぎる。炭・薪の消費が早い
→隙間が72%→35%に低下したので、空気の流入は減る
③燃焼物が完全燃焼する前に、下に落ちる
→隙間が小さくなったので、落ちにくい




薪や炭はこれでいいとして、雑誌等の紙を燃やす場合は使いません。
紙は灰が勝手に粉々にならないので、すぐに底が灰で塞がってしまいます。
大した高温にもならないので、従来の底網で十分でしょう。


嵩張るのが新たな難点ですが、所有するタガネが収まるので、まあいいや。





早速、使ってみました。
松ぼっくりを使った火熾しは、10分もかからず。





続いて、松ぼっくりを適量入れての焚き火。 炎の高さは、せいぜい15cmでした。





柳茶屋キャンプ場で松ぼっくりの焚き火をした際は、30cm以上ありました。
底面から流入する空気の量が影響していることは、間違いないでしょう。




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