【自作】 超軽量! 100均商品で七輪 その4

diamond_gust

2016年11月21日 21:00


 
(1号機 その1:製作編 その2:燃焼実験 その3 改善編

前回の外缶に採用したオイルポットは肉が薄すぎて、変形させないように作業するのが大変でした。
(直し易いと捉えることもできるが。)

今回作製する2号機の外缶にする材料は、厚手のスチール缶です。 φ100xh175mmと、前回から高さだけUP。
ペンキ缶だと、こういう長細いのが無いんですよね~ 100均の貯金箱関連に、似たようなサイズのスチール缶がありますよ。





吸入口の穴を開け、全面(勿論内側も)をサンドペーパーで塗装・酸化膜を取り、 耐熱スプレーを吹く。







今回の内缶は、諸々の工程が増えないようにテーパ無し。 外径80mmのステンマグを2つ重ねる。
取っ手は貧相なスポット溶接なので、簡単にもげます。





ミニルーターで穴を開けるのは非常にダルイ事を学んだので、ニブリングカッターを購入。



エンジニア ニブリングツール TZ-20



1つは底、もう1つは側面に下穴を開け、テーパーリーマーで10mm程度に広げる。





ムシャムシャ齧っていく。 この道具には色々言いたい事があるので、別記事にする予定。






底のRを少し残しておくことが、後に生きてきます。





注油しながら、各10分ほどで完了。 近所迷惑レベルの音も出ないし、
粉塵も出ないから室内で作業可能。 もう今回だけで元は取った気分。





外缶を空焼きして、耐熱スプレーを硬化させておく。
そうしないと、セラミックウールを詰める時に砂粒状の原料で傷が付き、そこから錆びる。





底網は、流しの蓋。 なんと、このマグカップに丁度入るサイズです。
上のマグカップは底のRを少し残しておいたので、底網が内缶のちょうど半分の位置で引っかかるという算段。





「七輪なら、内缶はそんな長い必要無いだろ」と言われそうですが、
焚き火がしたくなったら底網を外して使います。 煙突効果+断熱材で凄い炎が上がりそう・・・



ほぼ完成ですが、このままでは断熱材に油がボトボト落ちるので、ステン板でカバーを付ける。







五徳と網は、1号機のを共用します。





【材料費】

外缶:粉末食品の容器(スチール、φ100xh175mm) ¥0
内缶:コップ(ステンレス) ¥108x2
吸気口:お菓子の型抜き(ステンレス) ¥54
底網:流しの蓋 ¥108
五徳・網  前作と共用
断熱材:セラミックウール ¥200くらい

合計:¥578



【総重量】 約550g





空き缶を使ってアルコールストーブを自作するのにハマり、
作ることが目的化してる人を笑ってましたが全く笑えなくなってきた・・・w
セラミックウールはまだ1/4ほどしか使ってないし、新たなネタが浮かんだら作ろう。




【おまけ】

冒頭に書いた 「100均の貯金箱」 について、ダイソーの商品棚から紹介。




このφ110xh130の製品が、作りやすさ、実際の用途に最も合致するかと思います。




パッキングを考えたら、高さ同じで四角形の缶という選択肢もありますが、
断熱材を詰めると容易に変形するので個人的にはボツです。
それ以前に、外缶としては小さすぎるし、肉が薄いから他の荷物と一緒にすると変形する。





その5: 3号機へ


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