水のある風景を求めて

サッチーが亡くなって以降の著書を３冊ほど読みました。



ありがとうを言えなくて

なにもできない夫が、妻を亡くしたら

「沙知代のいない、このがらんどうの人生をいつまで生きればいいのか」
「現場では選手たちに自分の頭で考えろと言い続けてきた自分だが、家では典型的な指示待ち人間だった」

正直、ノムさんの口から聞きたくなかった言葉がズラズラ出てきます。


南海時代には打てない守れないの選手に直電で罵倒し、阪神時代には脱税。
２度も球団を追われる原因となった妻なのに・・・それでも一緒にいたかったという事なのでしょう。

「俳優の津川雅彦さんが、奥様の朝丘雪路さんを亡くされて３か月後、自身も亡くなった。そりゃそうだよな、と思った。」

ノムさんは、サッチーが亡くなって２年２か月。 いい加減呼ばれたのかな。
お弟子さんたちが、これからも野村野球を自分なりにアレンジしながら後世に残してくれますよ、きっと。
あれだけの現役時代の成績がありながら、指導者としてそこを全く偉ぶらなかったのが全てでしょうね。