水のある風景を求めて

大山康晴15世名人の古里、倉敷にて
第75期名人戦七番勝負第５局が５月２６日（金）・２７日（土）に行われました。

この手のイベントは行ったこと無かったので、２日目に様子を見てきました。

昼休明けの13:30頃。 対局場の 「料理旅館 鶴形」 にて
佐藤天彦名人と稲葉陽八段が熱戦を繰り広げています。









解説会場は、対局場から徒歩１分の公民館です。







佐藤名人の序盤研究が炸裂、封じ手の時点で名人有利との声が圧倒的でしたね。
そんなに差があるなら、集まりもイマイチかも・・・と思ったら収容人数370人の大ホールが満員。
岡山県内での名人戦は２３年ぶり５回目だそうで、その辺の期待も大きかったのかな。




畠山鎮七段、山崎隆之八段の解説。 この２人は長いこと同じB1で戦っていますが、
残念ながら今期から畠山七段がB2に降格です・・・一回り年下の山崎八段が遠慮してるのか、
このコンビは噛み合ってない感じが。 お二人が降壇したタイミングで帰宅。





あまりの大差に、おやつ前投了もあるのでは？ と言われていましたが、
挑戦者の稲葉八段が粘って夕休に入ったので、再開前に再訪。
昼間より空席が目立ちましたね。 まあ、この時点で名人の勝勢でしたからね




解説は、地元岡山出身で今期からB1に昇格した菅井竜也七段と、広島出身で同じくC2に昇格した今泉健司四段。
この２人のトークは分かりやすく面白かったのですが、売れない漫才師にしか見えない・・・ｗ



今泉 「ここで▲８二飛なら、稲葉先生は80％投了すると思いますよ」
↓
今泉 「（稲葉先生が）トイレ済ませて戻って来たし、いよいよ・・・　あれ？ まだ指すんだ。 トイレ返しですね」

どんな盤外戦術だよｗｗ





菅井 「最前列左の方、（モニター左側の）稲葉先生見えます？ あ、見えない？
　　もう検討打ち切りレベルですからね、邪魔だから大盤よけちゃいましょう」　ｶﾞﾗｶﾞﾗ
↓
稲葉八段、クソ粘りの一手
↓
菅井 「まだ指すんですね、大盤戻しましょう」　ｶﾞﾗｶﾞﾗ

ｗｗ



今泉四段が激痛と言っていた、▲６五香で稲葉八段が投了。
自然と会場から両対局者に温かい拍手が。




進行役 「これにて大盤解説を終了致します。 皆様お気をつけてお帰り下さい」



人生初現地の俺、軽い感想戦の後に対局者が来場して解説すると
勝手に思っていたため、少し落胆。　　※ 来場する棋戦もあります



名人、挑戦者、関係者の皆様、お疲れ様でした！　いいもん見せてもらって感謝。




こうして美観地区は、人が一番多い、いつもの土曜の姿に戻りましたとさ。

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